こんにちは!mikaです。
この記事では、ペルソナ像をいかせていないあなたに知ってほしい本当の理由をご紹介します。
突然ですが、あなたはペルソナ像を文章にいかせていますか?
こう質問されると、おそらくほとんどの人がNOと言うのではないでしょうか。
「記事や文章を書くときは、ペルソナ設定が必要と聞いて・・
年齢や性別、もしかしたら人によっては名前を考えて設定した方もいるかと思います。
ただ、ほとんどの人はペルソナ設定だけをして、そのペルソナ像が使えていないのではないでしょうか。
要するに無駄になってしまっているんです。
そんな方に知ってほしい、とても重要な内容をご紹介していきます。
ターゲットとペルソナの違い
ターゲットとペルソナの違いについておさらいしておきましょう。
ターゲット:ざっくりしたユーザー像
例えば
「40代で音楽好きの主婦」
みたいなのはターゲットです。
ペルソナ:ターゲットを細かく絞り込んだもの
例えば
「41歳、女性、夫と2人暮らし、R&Bが好き、家事が苦手」
のように、よりリアルに存在してそうな人物像がペルソナです。
ペルソナの作り方
ターゲットを細かく絞り込むために必要な項目は以下のとおりです。
1.年齢
2.性別
3.職業
4.年収・貯金
5.結婚の有無
6.子供の有無
7.恋人の有無
8.性格
9.趣味
10.生い立ち
11.将来の目標
12.現在抱えている人生の悩みや課題
これを考えていくと、どんどん絞れていき、ペルソナと呼ばれるものになります。
大前提、このペルソナ設定をすることはとても重要です。
しかし、ペルソナ設定をすることがゴールになってしまい、文章にいかせていないのであれば、ペルソナ設定をする意味がなくなってしまいます。
では、なんのためにペルソナ設定をしなければいけないのか
なんのために、年齢や性別、夢や悩みを考えなければいけないのか
ここについてお話ししていきます。
ペルソナが必要な本当の理由
結論、「ペルソナの思考や言動がリアルに想像できること」
重要なのは、たったこれだけです。
わかりやすいのがペルソナ設定の年齢ですね。
ペルソナ設定をするときに年齢を決めると思いますが極端な話、何歳でもいいのです。
もちろん、ターゲットが「40歳主婦」に対して、80歳にしてはいけません。
「40歳主婦」に対して、38歳でも39歳でもいいということです。
年齢や性別を設定すること自体には意味はありません。
設定している意味は、「ペルソナの思考や言動がリアルに想像できること」
ここにあります。
ペルソナ設定の本質はここです。
この本質を理解していないと
「ペルソナが必要だから設定する」
がゴールになってしまい、意味がありません。
ではなぜ、「ペルソナの思考や言動がリアルに想像できること」ができるようにならなければいけないのでしょうか?
それは、すべての起点はそこだからです。
そこを起点にすべてのことを設計してきます。
つまり、それがないとそもそも考えることができません。
ペルソナの思考や言動をリアルに想像するために、年齢や性別、夢や悩みを書き出すことが必要なのです。
ペルソナをリアルに想像してみよう
まずは、ペルソナをリアルに想像してみましょう!
ONE PIECEのキャラクターだったら?
ここで使えるのが漫画やアニメのキャラクターです。
ここでは、ONE PIECEのルフィをイメージしていきましょう!
例えば、仲間がたくさんの敵に囲まれていたとします。
このとき、ルフィはどういう行動をとると思いますか?
迷わず仲間を助けに行きますよね?
では、ウソップの場合だったらどうでしょうか。
助けに行くかもしれないし、逃げ出す可能性があるかもしれません。
ルフィは絶対逃げ出さない
ウソップは逃げ出す可能性がある
なぜ、これがわかると思いますか?
それは、漫画を見ていて、ルフィやウソップがこういう性格のキャラクターだと想像できているからです。
そこから、「こういう行動をするだろうな」と考えているんですね。
漫画のキャラクターは実在しません。
ペルソナも実在しません。
そして漫画のキャラクターは、ものすごく作り込まれています。
年齢や生い立ちはもちろん、漫画の中での発言や行動で「このキャラクターはこういう人」というのができあがっています。
だから、そのキャラクターの言動や考えを想像することができる。
これがペルソナです。
「40代で音楽好きの主婦」だったら?
では、ターゲットの「40代で音楽好きの主婦」をイメージしてみましょう。
仲間がたくさんの敵に囲まれていたとします。
このとき、この女性はどういう行動をとると思いますか?
わからないですよね・・
なぜなら、この女性の性格すらわからないので、どういう人なのかが想像できません。
逃げ出してしまうかもしれませんし、もしかしたら正義感がとても強い女性かもしれません。
つまり、「40代、音楽好きの主婦」くらいの絞り込みだと、結局、性格も思考も行動も想像できないのです。
これができていないと、文章を書くときにも影響してきます。
なぜなら
「このペルソナがこの文章を読んだら、どう思うのか?」
を常に考えるからです。
不安や疑問に先回りしたり気持ちに共感するとき、ペルソナは必ず必要となってきます。
練習してみよう
他の人の記事や文章を見るときも常に考えてみましょう。
・このキーワードで検索するのは、どんなユーザーなんだろう?
・どんな人なんだろう?
・この人は、どんなふうに考えて、どんなことを望んでいるんだろう?
・どんなことに悩んで、どんな状況で検索しているんだろう?
こういうことを考えながら、記事や文章を読みましょう。
それを積み重ねることで
私のペルソナはこの文章を読んでも理解できないな・・
この文章じゃ刺さらないな・・
と想像できるようになっていきます。
ペルソナを理解していない人の悩み
あなたのペルソナの夢を、今書こうとしている記事に
「どう結びつけたら良いのか分からない」
そう思ったことはありませんか?
この悩みこそが本質を理解していないということになります。
ペルソナの夢が「月に1回は旅行を楽しみたい」だとしましょう。
あなたが、ダイエットをテーマにした記事を書いているとします。
このペルソナを40代夫婦、2人暮らしで「月に1回は旅行を楽しみたい」と設定したとき、この夢をダイエットの記事でどういかしたらいいのだろう?と感じていると思います。
これは、ペルソナ設定の本質を理解していないことが原因で、そういう悩みが生まれてしまうのです。
なぜなら、その夢自体には意味はありません。
でも、その夢を設定することで、ペルソナがリアルに想像することができますよね。
みなさん、それぞれ理想(夢)があると思います。
・何歳までにいくら貯めたい
・将来はこんなところに住みたい
・こんな生活を送りたい
でもそれは、なんとなくそう思ったわけではなく、必ず背景があるはずです。
「1ヶ月に1回は旅行に行きたい」
なぜ月に1回の旅行に行きたいのか?
それは、自分の中で思い描く理想の幸せな生活像があり、それを実現したいから「1ヶ月に1回は旅行に行きたい」のです。
実際存在しない架空の人を、ゼロから具体的にいろんなことを考えるために、夢の設定も必要だということです。
大事なのは夢を設定することではありません。
その人をリアルにイメージできるなら、それで良いのです。
設定している意味は
「ペルソナの思考や言動がリアルに想像できること」
大切なのは、これだけです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
とても重要な話をしてきました。
文章や記事で、ペルソナ設定が重要というのは知っている人が多いと思います。
でも、それを知っているだけで使えていない方も同じくらい多いのではないでしょうか。
ペルソナ設定の本質は、「ペルソナの思考や言動をリアルに想像すること」ことです。
ペルソナを設定はしたものの、文章を書くときにはすっかり忘れてしまい、ただターゲットに向かって文章を書くだけになってしまう。
こういうことをしないように注意していきましょう!